症状別（ケガについて）

　捻挫とは関節を捻ることによって生じます。そして靭帯等の軟部組織が伸ばされたり断裂することです。

　転倒したり、関節を捻ったときに受けるケガであり、足首、膝関節に多く見られます。

　打撲は「打ち身」とか言ったりします。皮膚の下の組織の損傷です。

　転んだり、ぶつけた時に、強い衝撃を受けることにより起こります。内出血のため青紫色になることもあります。

　挫傷はいわゆる「肉離れ」です。皮膚の下の組織の損傷です。走っている時に起こりやすく、筋肉の線維が離れたことを言います。最も起こる場所としては、大腿部次いで下腿部と下半身に多いです。断裂音がある場合とない場合があり、また内出血もでる場合とでない場合があるので、見た目に分からなくても、痛み及び違和感等がありましたら早めにご相談ください。

　急性期の場合はRICE（ライス）処置を行います。RICE処置を損傷直後に適切に行うことで、治癒を早め競技への復帰を早めることができます。

　急性期でない場合は、手技・電気・温熱療法を開始し運動療法を行っています。重傷の場合は簡易な固定を行い、安静を図ります。そして、早期に日常生活に復帰できるようにしていきます。

※RICE処置とは、Ｒest：安静、Ｉching：冷却、Compression：圧迫、Elevation：挙上と応急処置時に必要な4つの処置の頭文字をとりRICE処置と呼びます。

41歳　女性

主訴：左足の捻挫

現症：階段を下りる際に捻挫し負傷。

処置：ギプス巻くのは拒否されたので、ギプス巻かずに固定材を使用し、簡単に3日間固定する。固定しながらリハビリを開始。

経過：2週間で治癒

39歳　男性

主訴：左第３趾を捻る

現症：道を歩行中に転倒し、第３趾を捻り負傷。

処置：テーピングを使用し固定する。

経過：５日で治癒

27歳　男性

主訴：右下腿部肉離れ

現症：フットサルで走った際に轢音とともに歩行困難となる。

処置：歩行できないと仕事に支障があるため、固定材で簡易的に固定

経過：6日で治癒

8歳　男子　「寝違える。え？それって本当に寝違え？」

10歳男子　水泳　右殿部が痛い（上前腸骨棘剥離骨折）

15歳　男性　「転倒してケガした」（舟状骨骨折）

19歳女性　少林寺拳法部所属「左ふくらはぎが痛い」（骨膜炎及び疲労骨折）

43歳　男性　「右側胸部が痛い」（肋間筋損傷）

50歳　女性　「関節が動くから骨折ではないでしょ」（打撲）

73歳女性　「とりあえず歩けるようにしてほしい」（左足関節捻挫）

10歳　女子

ケガの場所：足首ねんざ

ネットで調べて、ここだったら治りそうだと思ったからです。

すごくていねいで、やさしい先生です。

これからもがんばってください。

24歳　男性

ケガの場所：右膝

友人とランニング中に右足をひねり負傷。バイト先の人にすすめられてここに来院しました。

継続の理由として、ひとつは費用がリーズナブルであったことでした。もともと「接骨院＝割高」のイメージが強かったが、実際はそうでもなかったため長く通うことができました。

そして、もうひとつの理由としては先生の人柄が挙げられます。治療の腕もそのものもモチロンですが、話も面白く非常に物知りなので、日常的な質問から、筋トレの方法や負担の少ない動き方まで色々と教えて下さいました。

また、治療に入る時に、「これはこういう治療で、こういう効果が期待できるー」という仕組みまでしっかり説明して下さるので、ためになるし安心でした。

　骨折とは、骨が折れることを言いますが、一言で「骨折」と言っても、折れ方によって治療法（整復法や固定法）が異なります。患者さんの多くは、足が折れたら歩けないっと思っている方も多いようですが、折れ方によっては歩くことはできる場合もあります。捻挫と思っていても骨折している場合もありますので、早めのご相談いただきますようにお願い致します。

　脱臼とは、関節が外れた状態の事を言います。脱臼の特徴として、関節が外れているので正常に動かす事ができないことです。もし脱臼をしてしまった場合には、一刻も早く元に戻す事が大切です。時間の経過とともに整復しにくくなりますのでご注意ください。

　肘内障（ちゅうないしょう）とは、園児くらいのお子様によく起こる症状で、子どもの手を強くひっぱった時に、脱臼したように「腕がだらっとした状態」になるものです。それ以後腕を動かさなくなるのが特徴です。お子さんが腕がだらっとしていたり、肘が曲がっていなかったりしたら、早めにご来院下さい。早めの整復が必要となります。

骨折・脱臼している・肘内障の場合は、まず整復を行います。
当院では余分な固定は行わず、最小限の固定します。
提携医療機関と情報交換を密に行っております。
固定を行うと拘縮といって関節がかたくなります。よって、関節の可動域をひろくする訓練
固定を行うと筋力が低下していきます。よって、筋力を強化する訓練
骨折・脱臼をすると周りの筋肉や靱帯を痛めますので、除痛及び修復するお手伝いをします。
電気療法（マイクロカレント療法）を行います。

※骨折・脱臼の場合は、応急処置で整復法は可能です。しかし、リハビリテーションを希望される場合は、医師の同意（口頭同意可）が必要です。

※マイクロカレント療法とは、マイクロカレント(MCR/microcurrent)とは、本来人間の体に存在する弱い電流に似た微弱電流(マイクロアンペア)を流す方法で、細胞レベルで組織を活性化させ、治癒促進させる最先端の治療法です。ベッカムが骨折した際に使われ、ワールドカップ出場・奇跡の復活をとげた治療機器として有名になりました。